当社ではこの度、チタン鋳造機(シンビオンキャスト)を導入致しました。これにより、保険適用になりましたチタン全部鋳造冠を製作可能となりました。
今現在、金属の高騰により、次世代の金属としてアレルギー反応の少ないチタンが注目されております。チタン=硬いとイメージがありますが、今回保険適用になりました純チタン2種の硬度は金銀パラジウム合金と同程度です。また比重が、金銀パラジウム合金に比べ4.5g/㎤と小さいので口腔内への装着時に違和感が少ない金属となっております。仕上がりはチタン特有の粘りの為、金銀パラジウム合金に比べ艶が出にくくなっております。
関連の医療法人でも、2020年秋より金パラ冠をチタン冠に変更し半年間、適合、調整など検証しました。 検証結果も金パラ冠と比べて問題も無かったので昨年春より外注をスタートしています。 現在月に約300本のチタン冠の受注があります。(2023年3月現在)
チタンの研磨は、硬いイメージがありますが、実際は金パラの1.5倍の時間ですみます。
もちろん、適切な印象、咬合採得で その時間は短縮できます。
恵生会でも、チタンクラウンの調整、研磨で診療のストレスになる事はありませんでした。
チタンの調整・研磨におすすめのバーです。 当社で使用しております。参考にしていただければ幸いです。